芦屋と聞いて、商店街を思い浮かべる人は少ないと思います。高級住宅街というイメージが強すぎて、その手前にあるはずの日常が想像から抜け落ちてしまう。けれど当然ながら、ここに住んでいる人も毎日ごはんを作ります。魚を買い、野菜を買い、夕方に自転車で坂を下ります。
芦屋には商店街が五つあります。山手サンモール、本通り、三八、駅西、そして打出。どれも駅のすぐそばにあって、どれも歩いて行ける距離にあります。
大きな商業施設もあります。JR芦屋駅には直結のラポルテがあり、大丸もある。日常の買いものがそこで完結してしまうのは自然なことです。それでも五つの商店街に人が歩いて来ている。
高級住宅街にも、
魚屋と八百屋があります。
市が来街者に行った調査によると、山手サンモール商店街に来る人の六割以上が徒歩でした。電車で来る人は二割ほど、自転車やバイクが一割弱。観光で来る場所ではなく、近所の人が毎日歩いて来る場所だという数字です。
この記事は、その五つを順番に見ていきます。歴史のある通りもあれば、名前の由来が拍子抜けするほど単純な通りもあります。共通しているのは、どれも生活のための場所だということです。